OR(Operation Room)
OR(オペレーション・ルーム)で担当する業務は、映像素材のプリントや各種方式変換です。 収録された各種テープ素材やさまざまなデジタルメディアの素材を、 ダビングやデジタルデータへのエンコードなど、編集用の素材準備のためにメディア変換します。
各種業務用メディア(HDCAM、XDCAMなど)から一般的なメディア(DVD、Blu-rayディスクなど)、 様々なファイル形式の動画ファイルなど、多くのメディアやデータに対応できる最新の機材で作業をしています。 また、世界各地の現場から衛星回線などを使用して送られてくる映像を収録する「回線収録」 にも多くの実績を持っています。
ORの仕事の流れ
- 【放送素材準備】
素材である映像を編集で使用できるように、テープからテープへのダビングや、映像をデータ化するなどして事前に準備することです。 - 【様々な記録メディア】
編集で使用する映像は、事前に多種多様な記録メディアで持ち込まれます。テープ編集で使用する素材なのか、テープを使用しないパソコン上での編集で使用する素材なのかによって作業工程が異なります。 - 【HDCAM】
現在の放送用で使用されているプロ用のテープです。テープで編集をするために、様々な記録メディアからのダビングや、海外から送られてくる映像などの収録時にHDCAMを使用します。 - 【映像をデータ化】
テープを使用せずにパソコン上で編集するためには、事前に映像をデータ化し、HDDなどに取り込む必要があります。ORではこの作業を「デジタイズ」と呼びます。
使用機材
スタッフの声
自分が担当した素材が編集され放送された時、
番組制作の一端を担っていることを実感
中嶋 香織 2011年入社
様々な形式で持ち込まれる映像素材を、編集で使用できる形にするのが私の仕事です。
持ち込まれる形式は様々ありますが、メモリー系(SDカード・CFカード・S×Sなど)に収録した素材をPCで編集出来るよう、データ変換をするご依頼を昨今多く頂いています。撮影においても編集においてもテープレスの流れが強く、ORでも新しい流れに対応しつづけられるよう日々勉強の繰り返しです。
自分でどういった工程を踏めば作業ができるのかを判断したり、時にはスタッフ同士で相談し合い、より良いものをご提供できるよう試行錯誤しています。これらの判断などは自分の経験値が1番大きく影響していて、常に新しい事をおぼえよう、経験しようそして自分の糧にしようという前向きな姿勢がとても大切だと思います。
この仕事をやっていて嬉しい瞬間は、自分が担当した素材が編集され放送された時、自分も番組制作の一端を担っているのだという事を実感出来る時です。
この気持ちを忘れず日々の仕事に取り組んでいます。